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【知らないと損】特定小型原付でサイクリングロードを楽しむためには!

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電動アシスト自転車(特定小型原付)の購入を検討している方の中には、「サイクリングロードを走れるの?」「どんなルールがあるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は、特定小型原付とサイクリングロードには意外と深い関係があり、正しく知識を身につけることで休日のレジャーから日常の通勤まで、より快適なサイクルライフを送ることができます。

この記事では、特定小型原付でサイクリングロードを走るための基礎知識から、おすすめコース、選び方のポイントまで徹底解説します。

特定小型原付とは?基本を理解しよう

特定小型原付とは、一般に「電動アシスト自転車」と呼ばれるものの正式名称です。

これは人力(ペダルをこぐ力)に対して電動モーターがアシストするタイプの自転車で、法律上は「人の力を補うため原動機を用い、かつ、ペダルを用いて運転する二輪の車であって、原動機の最高出力が0.6キロワット未満で、時速24キロメートル以上では原動機が作動しない構造のもの」と定義されています。

一般的な自転車とは異なり、モーターの力で上り坂も楽に登れるのが最大の特徴です。

ペダルをこぐ力に対して最大2倍までのアシスト力が得られるため、体力に自信がない方や長距離移動時でも疲労を大幅に軽減できます。

時速24km以上ではアシストが切れる仕組みになっているため、危険な速度の出しすぎを防ぐ安全設計となっています。

この特定小型原付は、道路交通法上では「普通自転車」として扱われる場合が多いため、多くのサイクリングロードで走行が認められています。

ただし、一部の地域や特定のサイクリングロードでは走行規制がある場合もあるため、事前に確認することが大切です。

サイクリングロードで特定小型原付は走行可能?法規制を解説

サイクリングロードと一口に言っても、その定義や管理者、通行ルールは地域によって異なります。

特定小型原付(電動アシスト自転車)は基本的に多くのサイクリングロードで走行できますが、いくつかの例外や注意点があります。

サイクリングロードの種類と特定小型原付の通行可否

サイクリングロードには、大きく分けて以下の種類があります:

  1. 自転車専用道路:道路交通法で定められた自転車だけが通行できる道路です。ここでは特定小型原付も「普通自転車」として扱われるため、通行が可能です。
  2. 自転車歩行者専用道路:自転車と歩行者が共に利用できる道路です。こちらも特定小型原付の通行が可能ですが、歩行者優先のルールを守り、安全な速度で走行する必要があります。
  3. 公園内のサイクリングコース:公園の管理規則によって通行できる車両が定められています。多くの場合、特定小型原付も通行可能ですが、公園によっては独自の規制がある場合があります。
  4. 河川敷サイクリングロード:河川管理者(国土交通省や自治体)が管理しており、基本的に特定小型原付の通行は可能です。ただし、一部の区間では通行が制限されている場合もあります。

実際の例として、東京都の多摩川サイクリングロードや荒川サイクリングロードでは特定小型原付の通行が認められています。

また、琵琶湖一周のビワイチコースでも電動アシスト自転車での走行が人気を集めています。

知っておくべき注意点と規制

特定小型原付でサイクリングロードを走行する際の主な注意点には以下のようなものがあります:

  • 国立公園内のサイクリングロード:自然公園法により、一部のルートでは電動アシスト自転車の通行が制限されている場合があります。例えば、尾瀬国立公園内の特定区域では、モーターを搭載した自転車の通行が禁止されています。
  • 歩行者との共存:多くのサイクリングロードは歩行者と共用のため、歩行者優先の原則を守り、速度を控えめにする必要があります。特に混雑時間帯は注意が必要です。
  • 地域独自の規則:地域や管理者によって独自のルールが設けられている場合があります。例えば、一部の観光地では電動アシスト自転車の通行に制限を設けているケースもあります。

通行前には必ず現地の看板や公式サイトで最新の規則を確認することをおすすめします。

また、不明点があれば管理者に問い合わせるのが確実です。

特定小型原付でサイクリングロードを楽しむメリット

特定小型原付でサイクリングロードを走ることには、通常の自転車にはない魅力がたくさんあります。

その主なメリットを見ていきましょう。

行動範囲の大幅な拡大

特定小型原付の最大の魅力は、行動範囲が広がることです。

通常の自転車では体力的に厳しい距離でも、電動アシストの力を借りれば気軽に走破できます。

例えば、一般的な自転車で20km程度が限界だった方でも、電動アシスト自転車なら40〜50kmのサイクリングを楽しめるようになります。

琵琶湖一周(ビワイチ)約200kmのコースも、2〜3日に分ければ電動アシストの力を借りて無理なく完走できます。

また、アシスト力のおかげで景色を楽しむ余裕も生まれ、旅の質が向上するというメリットもあります。

体力差を気にせず誰とでも楽しめる

電動アシスト自転車は、サイクリング仲間や家族との体力差を埋めてくれる素晴らしいツールです。

例えば、サイクリング愛好家の夫と運動が苦手な妻でも、妻が電動アシスト自転車を使えば、同じペースで走ることができます。

また、年齢差のある親子や友人同士でも、誰かが体力的に不安があっても、共にサイクリングを楽しめるようになります。

これによってサイクリングの楽しさを共有できる輪が広がり、家族の絆やコミュニケーションも深まります。

実際に、家族で電動アシスト自転車を導入したことで、週末のサイクリングが定着したという声も多く聞かれます。

坂道や向かい風も苦にならない

サイクリングロードには、アップダウンが激しいコースや、開けた河川敷では強風に見舞われるケースも少なくありません。

通常の自転車では、これらが大きな障壁となることもありますが、電動アシスト自転車ならモーターのアシストのおかげで、坂道も向かい風も比較的楽に克服できます。

特に、美しい景観を楽しめる山間部のサイクリングロードや、海岸沿いのコースでは、この恩恵を大いに感じることができるでしょう。

坂道や風に体力を奪われることなく、周囲の自然や風景を存分に楽しむことができます。

サイクリングロード走行に最適な特定小型原付の選び方

サイクリングロードを楽しむための特定小型原付を選ぶ際は、通常の街乗り用とは少し異なるポイントに注目する必要があります。

以下に重要なチェックポイントを紹介します。

バッテリー容量と航続距離

サイクリングロードでの長距離走行を考えると、バッテリー容量は非常に重要です。

一般的な電動アシスト自転車のバッテリー容量は12Ah前後ですが、サイクリング用途であれば、可能な限り大容量のバッテリーを選ぶことをおすすめします。

目安として、バッテリー容量14Ah以上のモデルを選べば、アシストレベルにもよりますが、1回の充電で60〜80kmほどの走行が可能です。

さらに長距離を考える場合は、予備バッテリーを持参できるタイプか、バッテリーの交換が容易なモデルを選ぶと安心です。

また、多くのメーカーが公表している航続距離は理想的な条件下でのものなので、実際の走行では20〜30%ほど少なくなると考えておくとよいでしょう。

特に上り坂が多いコースや、最大アシストでの走行が多い場合は、バッテリーの消費が早まります。

乗り心地と快適性

長時間のサイクリングでは、乗り心地の良さが重要です。特に以下の点に注目しましょう:

  • サスペンション: 前輪または前後のサスペンションがあると、未舗装路や荒れた路面での振動が軽減され、長時間の走行でも疲れにくくなります。
  • サドル: 長時間座っても痛くなりにくい、適度なクッション性のあるサドルを選びましょう。必要に応じてジェルタイプのサドルカバーを追加するのも一つの方法です。
  • ハンドルポジション: 長時間の走行では、前傾姿勢よりも比較的直立した姿勢が取れるアップライトタイプのハンドルの方が疲れにくい傾向があります。

試乗時には、実際に30分程度乗ってみて、体のどこかに違和感や痛みが出ないかを確認することをおすすめします。

タイヤの選択

サイクリングロードの路面状況は様々です。舗装された快適な道から、砂利道や未舗装の林道まで、コースによって大きく異なります。

そのため、走行予定のコースに適したタイヤを選ぶことが重要です。

  • 舗装路中心: 幅28〜35mm程度のスムーズなトレッドパターンのタイヤが適しています。転がり抵抗が小さく、バッテリー効率も良好です。
  • 未舗装路も走行: 幅38mm以上のセミブロックパターンのタイヤがおすすめです。グリップ力が高く、パンクのリスクも低減されます。

特に注目すべきは「パンクレスタイヤ」や「耐パンク性強化タイヤ」です。

サイクリングロードでのパンクは、修理が困難な場所で起きることもあるため、多少重くなっても耐パンク性の高いタイヤを選ぶと安心です。

人気サイクリングロード5選と特定小型原付での楽しみ方

特定小型原付(電動アシスト自転車)で特に楽しめる全国の人気サイクリングロードを5つ紹介します。

それぞれの特徴と、電動アシストを活かした楽しみ方にも触れていきましょう。

1. びわ湖一周サイクリングロード(滋賀県)

日本最大の湖・琵琶湖を一周する「ビワイチ」は、全長約200kmの大人気コースです。

特定小型原付であれば、通常2〜3日かけて走破するこのコースも、体力的な負担が軽減され、より景色や立ち寄りスポットを楽しむ余裕が生まれます。

特に「湖西側」の山側ルートには急な坂道もありますが、電動アシストのおかげで楽に登れます。

バッテリー管理のポイントとしては、宿泊施設での充電を前提とした計画を立てるとよいでしょう。

多くの宿ではバッテリー充電に対応しています。

2. しまなみ海道(広島県・愛媛県)

本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」は、全長約70kmの自転車道が整備された国際的にも有名なサイクリングロードです。

橋と島を次々に渡っていく爽快感は格別で、どこを切り取っても絵になる瀬戸内海の景色が広がります。

橋の上りは勾配がきついところもありますが、特定小型原付なら無理なく登れます。

レンタサイクルも各所に用意されていますが、自前の電動アシスト自転車であれば、より長い区間を自分のペースで楽しめるでしょう。

途中のサイクルオアシスでは休憩とともに充電も可能です。

3. 多摩川サイクリングロード(東京都)

都心からアクセスしやすい多摩川沿いのサイクリングロードは、約50kmにわたって整備されています。

河川敷を走るため起伏が少なく、初心者でも安心して走れます。

特定小型原付を使えば、往復100kmのコースも無理なく一日で楽しめます。

電動アシスト自転車のメリットは、強風が吹くことも多い河川敷での向かい風に対する強さです。

通常の自転車では苦労する風の強い日でも、アシスト力を借りればストレスなく走行できます。

沿道には多くの休憩スポットやカフェがあり、気軽に立ち寄れるのも魅力です。

4. 霞ヶ浦サイクリングロード(茨城県)

日本第2位の面積を持つ湖・霞ヶ浦を囲むサイクリングロードは、湖畔の美しい景色を楽しめる平坦なコースとして人気です。

全周約120kmのコースは、特定小型原付なら疲労感も少なく、一日で周回することも可能です。

のどかな田園風景や水鳥の飛び交う湿地帯など、季節ごとに変わる自然の表情を楽しめます。

バードウォッチングのポイントも多いため、双眼鏡を持参して小まめに立ち寄りながらのサイクリングがおすすめです。

電動アシストの力があれば、荷物が少し多くなっても快適に走行できます。

5. 富山湾岸サイクリングロード(富山県)

立山連峰と富山湾の絶景を同時に楽しめる約100kmのコースです。

「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟している富山湾沿いを走るこのコースは、アップダウンも適度にあり、景観の変化も楽しめます。

電動アシスト自転車の力を借りれば、海岸線の上り下りも苦にならず、雄大な立山連峰を背景に富山湾の青い海を眺めながらのサイクリングを満喫できます。

特に春の桜、夏の海水浴シーズン、秋の紅葉など、季節ごとの景色の違いを楽しむのがおすすめです。

特定小型原付でサイクリングロードを安全に楽しむためのコツ

特定小型原付(電動アシスト自転車)でサイクリングロードを走る際の安全対策や注意点、長距離走行のコツについてご紹介します。

安全装備と必需品

長距離のサイクリングでは、安全装備と必需品の準備が欠かせません。

特に以下のアイテムは必ず用意しましょう:

  • ヘルメット: 万一の転倒時に頭部を守る最重要アイテムです。サイクリング専用のものを選びましょう。
  • グローブ: 手のひらを保護し、長時間の振動から手を守ります。
  • アイウェア: 虫や小石、強い日差しから目を保護します。
  • モバイルバッテリー: スマートフォンの充電切れ防止に必須です。
  • 修理キット: 簡単なパンク修理ができるキットがあると安心です。
  • 救急用品: 絆創膏や消毒液など、最低限の救急用品を携行しましょう。
  • 水分と補給食: 脱水や低血糖を防ぐため、十分な水分と軽食を持参しましょう。

特に電動アシスト自転車特有のものとしては、予備のバッテリーや充電器も検討すると良いでしょう。

長距離コースでは、途中の飲食店や道の駅で充電できるかどうかも事前に調査しておくことをおすすめします。

バッテリー管理のポイント

電動アシスト自転車でのサイクリングでは、バッテリー管理が重要です。以下のポイントに注意しましょう:

  • アシストレベルの使い分け: 平坦な道ではアシストレベルを下げ、上り坂で上げるなど、効率的に使用しましょう。
  • 走行距離の余裕: バッテリー残量に対して70%程度の距離までの走行計画を立てると安心です。
  • 気温の影響: 特に寒い季節はバッテリー性能が低下するため、表示よりも少ない走行距離を想定しておきましょう。
  • 充電スポットの確認: 長距離コースでは、途中の充電可能なカフェや道の駅を事前にリサーチしておくと安心です。

最近では、スマートフォンアプリと連携し、バッテリー残量や航続可能距離を表示できる電動アシスト自転車も増えています。

このような機能があれば、より正確なバッテリー管理が可能になります。

マナーと注意点

サイクリングロードを気持ちよく利用するためには、正しいマナーを守ることが大切です:

  • 速度控えめ: 電動アシストの力があるからといって、スピードの出しすぎは危険です。特に歩行者との共用路では徐行しましょう。
  • 追い越し時の合図: 後方から追い越す際は、ベルを鳴らすか声をかけて存在を知らせましょう。
  • 集団走行時のルール: グループで走る場合は、一列走行を心がけ、他の利用者の迷惑にならないよう注意しましょう。
  • ゴミは持ち帰る: 自然環境を守るため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

また、一般道との交差部分では必ず一時停止して安全確認を行うなど、基本的な交通ルールも徹底しましょう。

特定小型原付(電動アシスト自転車)は、法律上は「普通自転車」として扱われる場合が多いですが、モーターの力があることを自覚し、より慎重な運転を心がけましょう。

特定小型原付でサイクリングロードの魅力を最大限に享受しよう

特定小型原付(電動アシスト自転車)は、サイクリングロードをより手軽に、より広範囲に楽しむための素晴らしいツールです。

一般の自転車では難しい長距離や起伏のあるコースでも、電動アシストのおかげで無理なく走行でき、景色や寄り道を存分に楽しむ余裕が生まれます。

特定小型原付を選ぶ際は、走行予定のコースに合わせて、バッテリー容量、乗り心地、タイヤなどをチェックすることが大切です。

また、安全装備やバッテリー管理、マナーにも十分注意して、楽しく安全なサイクリングを心がけましょう。

全国各地には魅力的なサイクリングロードがたくさんあります。

特定小型原付があれば、これまで敬遠していたような長距離コースや山間部のルートにも挑戦できるようになるでしょう。

新しい景色との出会いや、達成感を味わえるサイクリングの世界が、ぐんと広がることは間違いありません。

特定小型原付での走行は、体力的な障壁を下げ、より多くの人にサイクリングの楽しさを届けることができます。

家族や友人と共に風を感じながら走る喜びを、特定小型原付でぜひ体験してみてください。

きっと新しい休日の過ごし方が見つかるはずです。

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