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【2025年最新】電動キックボードのナンバー取得完全ガイド

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電動キックボードを購入したら、すぐに公道を走れると思っていませんか?

実は、公道走行には「ナンバープレート」の取得が必須なのです。

法改正で免許不要になったとはいえ、公道で安全に走るためには守るべきルールがあります。

この記事では、電動キックボードのナンバープレート取得方法から、公道走行に必要な自賠責保険の加入まで、初心者にもわかりやすく解説します。

これを読めば、電動キックボードを合法的に楽しむための第一歩が踏み出せるでしょう。

電動キックボードにもナンバープレートが必要!知っておくべき基礎知識

電動キックボードが街中で見かけるようになってきましたが、実はナンバープレートの装着が法律で義務付けられているのをご存知でしょうか?

2023年7月に法改正があり、「特定小型原動機付自転車」という新しい区分が作られましたが、この区分でも公道走行にはナンバープレートが必須です。

免許が不要になったからといって、ナンバープレートも不要になったわけではありません。

ナンバープレートなしで公道を走行すると、交通違反として取り締まりの対象となります。

罰則として、5万円以下の罰金、または反則金5,000円の支払いが科せられることもあるので注意が必要です。

安全に楽しむためにも、必ず正規の手続きを踏んでナンバープレートを取得しましょう。

特定小型原付用のナンバープレートは、一般の原付バイクとは異なり、10cm×10cmの小さな正方形タイプになっています。

この専用ナンバープレートは、2023年7月の法改正以降、全国の自治体で順次交付が始まっています。

ナンバープレートの取得方法:意外と簡単な3ステップ

電動キックボードのナンバープレートを取得するのは、思ったより簡単です。以下の3ステップで完了します。

STEP1:必要書類を準備する

ナンバープレートを取得するために、まずは以下の書類を準備しましょう。

  1. 販売証明書:電動キックボードを購入した際に販売店からもらえる書類です。車体の情報(型番、定格出力など)が記載されています。通販で購入した場合は、商品情報を印刷したものでも代用できる場合があります。
  2. 身分証明書:運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポートなどの本人確認ができるものが必要です。
  3. 印鑑:申請書に押印する必要があります。
  4. 特定小型原付であることを証明する書類:車両カタログや性能等確認済シールの写真など、特定小型原付の条件を満たしていることがわかる資料。

STEP2:お住まいの役所で手続きする

準備ができたら、お住まいの市区町村役所の税務課や市民課に行きましょう。

「電動キックボードのナンバープレートを取得したい」と伝えれば、窓口の担当者が手続きを案内してくれます。

具体的な手続きの流れは以下の通りです:

  1. 窓口で「軽自動車税(種別割)申告(報告)書兼標識交付申請書」をもらい、必要事項を記入します。
  2. 記入した申請書と準備した書類を提出します。
  3. 書類が受理されれば、その場でナンバープレートと標識交付証明書が交付されます。

この手続きはおよそ30分程度で完了します。

ナンバープレートの取得自体に費用はかかりませんが、毎年4月1日時点で電動キックボードを所有していると、年間2,000円の軽自動車税が課税されます。

STEP3:ナンバープレートを取り付ける

取得したナンバープレートは、電動キックボードの後部に取り付けます。

ナンバープレートを受け取る際に、取り付け用のネジも一緒にもらえますので、車体の取り付け位置にしっかりと固定しましょう。

取り付ける際は、以下の点に注意してください:

  • ナンバープレートを折り曲げない
  • カバーなどで覆わない
  • 回転させて取り付けない
  • 一部または全部が何かで覆われないようにする

ナンバープレートは見やすく表示することが法律で義務付けられていますので、正しく取り付けましょう。

自賠責保険への加入も忘れずに:公道走行の必須条件

ナンバープレートを取得したら、次は自賠責保険への加入が必要です。

自賠責保険は、対人事故を補償するための保険で、電動キックボードを含むすべての自動車・バイクに加入が義務付けられています。

自賠責保険の加入方法

自賠責保険は、コンビニのマルチコピー機や損害保険会社、バイク販売店などで簡単に加入できます。

加入の際には、先ほど取得した「標識交付証明書」が必要になります。

  1. コンビニのマルチコピー機で加入手続きをする場合:
    • マルチコピー機の画面で「自賠責保険」を選択
    • 必要事項を入力し、標識交付証明書をスキャン
    • 保険料を支払い、自賠責保険証明書と保険標章(ステッカー)を受け取る
  2. 保険会社やバイク販売店で加入する場合:
    • 標識交付証明書を持参
    • 申込書に必要事項を記入
    • 保険料を支払い、自賠責保険証明書と保険標章を受け取る

自賠責保険料はいくら?

電動キックボードの自賠責保険料は、2024年4月から「特定小型原動機付自転車」の区分が新設され、一般の原付バイクよりも低い保険料になりました。

具体的な料金は以下の通りです:

  • 1年契約:約6,650円
  • 2年契約:約9,000円(年間4,500円相当)
  • 3年契約:約11,000円(年間3,700円相当)

長期で契約するほど年間の保険料が安くなりますので、長く使う予定の方は2年以上の契約がおすすめです。

保険料を支払うと、自賠責保険証明書と保険標章(ステッカー)が発行されます。

保険標章はナンバープレートに貼り付け、保険証明書は運転時に常に携行するか、電子化してスマートフォンなどに保存しておくことが義務付けられています。

自賠責保険に未加入の状態で公道走行すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金という重い罰則が科される可能性があるため、必ず加入しましょう。

特定小型原付とは?2023年7月の法改正でどう変わった?

2023年7月1日に改正道路交通法が施行され、「特定小型原動機付自転車」(特定小型原付)という新しい区分が作られました。

この法改正により、特定小型原付に分類される電動キックボードは、16歳以上であれば運転免許不要で乗れるようになりました。

特定小型原付の条件

特定小型原付に該当するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります:

  1. 車体の大きさ:長さ190cm以下、幅60cm以下
  2. 原動機:定格出力が0.60キロワット(600W)以下の電動機を使用
  3. 最高速度:時速20km以下
  4. 速度設定:走行中に最高速度の設定を変更できない
  5. 変速機:オートマチックトランスミッション機構
  6. 表示灯:最高速度表示灯(緑色の灯火)を装備
  7. 保安基準:道路運送車両法上の保安基準に適合

これらの条件を満たす電動キックボードには、「性能等確認済シール」や「型式認定番号標」が付けられています。

購入の際は、これらのシールがあるものを選ぶことで、特定小型原付として公道走行できるかどうかが確認できます。

特定小型原付の交通ルール

特定小型原付に分類される電動キックボードは、以下のような交通ルールが適用されます:

  • 16歳以上なら運転免許不要
  • ヘルメット着用は努力義務(強制ではない)
  • 基本は車道と路側帯を走行
  • 自転車道がある場合は自転車道も走行可能
  • 特例特定小型原付に該当する場合は、最高速度6km/h以下で歩道走行も可能
  • ナンバープレートと自賠責保険は必須
  • 飲酒運転や二人乗りは禁止

特定小型原付の交通ルールは、一般の原付バイクよりも緩和されていますが、あくまでも「車両」として扱われるため、交通ルールを守ることが重要です。

ナンバープレート取得後の維持費用:年間でいくらかかる?

電動キックボードを公道で利用するには、ナンバープレート取得以外にも維持費がかかります。主な維持費は以下の通りです:

1. 軽自動車税:年間2,000円

毎年4月1日時点で電動キックボードを所有していると、年間2,000円の軽自動車税が課税されます。

納税通知書は5月頃に届き、指定された期日までに支払う必要があります。

2. 自賠責保険料:年間3,700円〜6,650円

特定小型原付の自賠責保険料は、契約期間によって年間の負担額が変わります:

  • 1年契約:約6,650円/年
  • 2年契約:約4,500円/年
  • 3年契約:約3,700円/年

長期契約ほど年間の保険料は安くなりますので、長く使う予定なら長期契約がお得です。

3. 任意保険料(オプション):年間5,000円〜

自賠責保険は対人事故のみを補償するため、より手厚い補償を望む場合は任意保険への加入も検討しましょう。

任意保険では、対物事故や自損事故も補償されます。

料金は保険会社や補償内容によって異なりますが、年間5,000円程度からあります。

4. 電気代:年間約1,500円

電動キックボードは家庭用コンセントで充電するため、電気代がかかります。

一般的な電動キックボードの場合、1回の充電で約13円程度、年間で約1,500円程度(週に3回充電した場合)の電気代がかかります。

ガソリン車と比べると非常に経済的です。

5. メンテナンス費用:必要に応じて

タイヤのパンク修理やブレーキパッドの交換など、メンテナンス費用が発生することがあります。

頻度や内容によって費用は異なりますが、原付バイクほど定期的なメンテナンスは必要ありません。

以上の維持費を合計すると、年間約7,000円〜10,000円程度が基本的な維持費となります。

ガソリン代や定期的なオイル交換が不要なため、原付バイクと比べるとランニングコストは低めです。

こんなときどうする?ナンバープレートのよくある質問

電動キックボードのナンバープレートに関して、よくある質問とその回答をまとめました。

Q1: 中古の電動キックボードを購入した場合、ナンバープレートはどうすればいい?

A1: 中古で購入した場合も、新規でナンバープレートを取得する必要があります。前所有者のナンバープレートを引き継ぐことはできません。必要書類は新規購入とほぼ同じですが、販売証明書の代わりに譲渡証明書が必要になる場合があります。詳しくはお住まいの市区町村役所に確認してください。

Q2: ナンバープレートを紛失してしまった場合はどうすればいい?

A2: ナンバープレートを紛失した場合は、再交付の手続きが必要です。お住まいの市区町村役所で手続きできますが、再交付の場合は手数料(100〜300円程度)がかかることがあります。盗難の場合は、警察に盗難届を出し、届出日・届出警察署名・受理番号などをメモしておくと、再交付手続きの際に必要になることがあります。

Q3: ナンバープレートは他の市区町村に引っ越すとどうなる?

A3: 引っ越しした場合は、新しい住所地の市区町村役所でナンバープレートの変更手続きが必要です。旧住所地で使っていたナンバープレートを返却し、新しいナンバープレートを取得します。手続きには、標識交付証明書、印鑑、身分証明書などが必要です。

Q4: 電動キックボードを処分する場合、ナンバープレートはどうすればいい?

A4: 電動キックボードを廃車にする場合は、ナンバープレートを返却する手続きが必要です。お住まいの市区町村役所で「廃車申告」を行います。手続きには、ナンバープレート、標識交付証明書、印鑑、身分証明書などが必要です。

Q5: 特定小型原付用のナンバープレートが交付されていない自治体ではどうすればいい?

A5: 一部の自治体では、特定小型原付用の専用ナンバープレートがまだ用意されていない場合があります。その場合は、従来の原付用ナンバープレートが交付される場合があります。詳しくはお住まいの市区町村役所に確認してください。

安全に楽しむための第一歩

電動キックボードは、環境に優しく、手軽に移動できる便利な乗り物です。

法改正により特定小型原付として免許不要で乗れるようになり、より身近な存在になりました。

しかし、公道走行には必ずナンバープレートの取得と自賠責保険への加入が必要です。

ナンバープレートの取得は意外と簡単で、お住まいの市区町村役所で30分程度の手続きで完了します。

自賠責保険もコンビニなどで簡単に加入できます。

これらの手続きを済ませれば、安心して公道を走行できます。

電動キックボードの魅力を存分に楽しむためにも、まずは正規の手続きを行い、交通ルールを守って安全に運転しましょう。

ナンバープレートの取得は、電動キックボードライフを楽しむための第一歩です。

この記事を参考に、あなたも電動キックボードの公道走行デビューを果たしてください。新しいモビリティライフが始まります!

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