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【2025年最新】特定小型原付で楽しむオフロード!未舗装路でも走れる電動アシスト自転車の全て

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電動アシスト自転車(特定小型原付)の購入を検討している方の中には、「舗装された道だけでなく、少し荒れた道や未舗装路も走れるモデルはないか」と考えている方も多いのではないでしょうか。

週末のアウトドア活動や、ちょっとした林道探索、河川敷のサイクリングなど、アスファルト以外の道でも楽しみたいという需要は確実に高まっています。

この記事では、オフロード性能に優れた特定小型原付の特徴や選び方、おすすめモデルなどを詳しく解説します。

特定小型原付とオフロード走行の基本知識

特定小型原付とは、一般的に「電動アシスト自転車」と呼ばれるもののことで、法律上は「人の力を補うため原動機を用い、かつ、ペダルを用いて運転する二輪の車であって、原動機の最高出力が0.6キロワット未満で、時速24キロメートル以上の速度で走行する場合には原動機が作動しない構造のもの」と定義されています。

通常の自転車と異なり、ペダルを漕ぐ力をモーターが最大2倍までアシストしてくれるため、上り坂や長距離走行でも疲れにくいのが大きな特徴です。

特に「オフロード」と呼ばれる未舗装路や荒れた道では、このアシスト機能が非常に役立ちます。

ただし、すべての電動アシスト自転車がオフロード走行に適しているわけではありません。

市街地走行用に設計されたモデルでは、砂利道や泥道などの不整地では性能を発揮できないばかりか、故障の原因になることもあります。

オフロード走行を楽しむためには、それに適した特徴を持つモデルを選ぶことが重要です。

オフロード走行に適した特定小型原付には、一般的に太めのタイヤ、高い地上高、耐久性の高いフレーム、強力なブレーキシステムなどの特徴があります。

これらの要素が組み合わさることで、未舗装路でも安定した走行が可能になります。

オフロード対応の特定小型原付の特徴と選び方

オフロード性能に優れた電動アシスト自転車を選ぶ際には、以下のような特徴をチェックすると良いでしょう。

タイヤの太さと溝パターン

オフロード走行で最も重要な要素の一つがタイヤです。

舗装路向けの電動アシスト自転車は23〜28mm程度の細めのタイヤを採用していることが多いですが、オフロード向けモデルでは40mm以上、MTB(マウンテンバイク)タイプでは2.0インチ(約50mm)以上の太いタイヤを装備しています。

太いタイヤには以下のようなメリットがあります:

  • 接地面積が大きくなり、砂利や泥地でも安定したグリップを得られる
  • 低い空気圧でも走行できるため、凹凸のある路面での衝撃吸収性が高まる
  • パンクのリスクが低減される

さらに、タイヤの溝パターン(トレッドパターン)も重要です。深い溝や大きなブロックパターンのタイヤは、泥や砂利でもしっかりと地面を掴んで推進力に変えることができます。

ただし、このようなタイヤは舗装路では転がり抵抗が大きくなるため、バッテリー消費が早まる点には注意が必要です。

サスペンションシステム

不整地での衝撃を吸収するサスペンションも、オフロード走行では重要な要素です。

サスペンションには主に以下のタイプがあります:

  • フロントサスペンション(ハードテイル): 前輪のみにサスペンションを装備。比較的軽量で価格も抑えられるため、軽〜中程度のオフロード走行に適しています。
  • フルサスペンション: 前後両輪にサスペンションを装備。不整地での快適性と安定性が大幅に向上しますが、重量増と価格上昇を伴います。

サスペンションは単に存在するだけでなく、その品質と調整機能も重要です。

良質なサスペンションであれば、ライダーの体重や路面状況に合わせて硬さ(プリロード)や伸び縮みの速さ(ダンピング)を調整できることが理想的です。

フレーム素材と構造

オフロード走行では、衝撃や振動に耐えられる丈夫なフレームが必要です。

一般的に以下の素材が使われています:

  • アルミニウム合金: 軽量で錆びにくく、比較的手頃な価格帯。現在の電動アシスト自転車の多くがこの素材を採用しています。
  • クロモリ(クロムモリブデン鋼): 独特の弾性があり、振動吸収性に優れています。やや重いものの、耐久性は高いです。
  • カーボン: 最も軽量で振動吸収性も高いですが、高価です。衝撃に弱い一面もあるため、ハードなオフロード用途には向かない場合もあります。

フレーム構造としては、地上高(車体の最低地点と地面との距離)が高いモデルを選ぶことで、岩や木の根などの障害物に車体が接触するリスクを減らせます。

モーターとバッテリー性能

オフロード走行では、急な坂道や不整地での走行抵抗が大きくなるため、パワフルなモーターが重要です。特に以下のポイントに注目しましょう:

  • モーターの種類: 中央駆動型(ミッドドライブ)のモーターは、重心が低くなり安定性が向上します。また、変速機構と連動してトルクを効率的に伝達できるため、険しい地形に適しています。
  • 最大トルク: 急勾配や不整地での走破性能を左右します。オフロード向けなら55Nm以上が理想的です。
  • バッテリー容量: オフロード走行ではバッテリー消費が速くなるため、十分な容量(400Wh以上)があることが望ましいです。
  • 防水・防塵性能: IP規格で表される防水・防塵性能が高いモデルを選ぶと、悪天候や泥はねからモーターやバッテリーを守ることができます。

ブレーキシステム

不整地での安全な走行には、強力なブレーキシステムが不可欠です。

オフロード用途では、以下のブレーキタイプが推奨されます:

  • 油圧式ディスクブレーキ: 泥や水に強く、制動力も強いため、オフロード走行には最適です。
  • 機械式ディスクブレーキ: 油圧式ほどの制動力はないものの、メンテナンスが比較的容易で十分な性能を発揮します。

Vブレーキなどのリムブレーキは、泥や水の影響を受けやすく、制動力も低下しやすいため、本格的なオフロード走行には向いていません。

オフロード走行におけるバッテリー管理と注意点

オフロード走行では、舗装路に比べてバッテリー消費が早まる傾向があります。

これは主に以下の理由によるものです:

  1. 地面の抵抗増加: 砂利、泥、草などの上を走行すると、タイヤの転がり抵抗が大きくなります。
  2. 頻繁な加速と減速: 不整地ではスピードの調整が頻繁に必要になり、電力消費が増加します。
  3. 急勾配の多さ: オフロードコースには急な坂道が多く含まれることがあります。

このようなバッテリー消費の増加に対応するためには、以下のような対策が有効です:

  • 予備バッテリーの携行: 長距離オフロードライドでは、可能であれば予備バッテリーを持参することを検討しましょう。
  • アシストレベルの適切な管理: 常に最大アシストで走行せず、平坦な部分では低〜中程度のアシストに抑えることで、バッテリー持続時間を延ばせます。
  • 正確な航続距離予測: カタログ値よりも30〜50%短い航続距離を想定して行動計画を立てると安心です。

また、オフロード走行後のメンテナンスも重要です。

特に泥や水がかかりやすい部分(チェーン、ギア、ブレーキなど)は念入りに清掃し、必要に応じて注油することで、部品の寿命を延ばすことができます。

2025年おすすめのオフロード対応特定小型原付モデル5選

ここでは、オフロード性能に優れた電動アシスト自転車の中から、特におすすめのモデルを5つ紹介します。

1. パナソニック ハリヤ オフトレイル(20万円台)

パナソニックが満を持して投入したオフロード特化モデル。

29インチの太めのタイヤと前後サスペンションを備え、不整地での安定性に優れています。

IP56相当の防塵・防水性能を備えたモーターユニットは、雨天や泥濘地でも安心。1

4.3Ahの大容量バッテリーは、一回の充電でアシストレベルにもよりますが、オフロード走行で約40〜60kmの走行が可能です。

油圧式ディスクブレーキを標準装備し、あらゆる路面状況で確実な制動力を発揮します。

2. ヤマハ YPJ-MT Pro(19万円台)

ヤマハのMTBベースのモデルで、27.5インチホイールと前輪120mmトラベルのサスペンションフォークを装備。不整地での操作性の良さに定評があります。

最大トルク80Nmの強力なミドルドライブユニットは、急勾配でも力強いアシストを提供。

500Whの大容量バッテリーは、山岳地でのロングライドにも対応します。

SHIMANO製10速変速機構と組み合わせることで、あらゆる地形で最適な走行が可能になっています。

3. ブリヂストン TB1e(16万円台)

コストパフォーマンスに優れたオフロード電アシモデル。27.5インチホイールと2.25インチの太めのタイヤで安定した走行を実現。

フロントサスペンションのみのハードテイルタイプながら、振動吸収性に優れたクロモリフレームを採用しているため、乗り心地は良好です。

12.3Ahのバッテリーはやや小ぶりですが、効率の良いモーター制御により、オフロードでも約35〜45kmの走行が可能。

機械式ディスクブレーキを装備しています。

4. ミヤタ トレイルアドベンチャー eXP(18万円台)

日本の林道事情に合わせて設計された実用的なモデル。

26インチホイールと2.1インチタイヤの組み合わせで、取り回しやすさと安定性を両立。

前後100mmトラベルのフルサスペンションを採用し、凹凸の多い道でも快適に走行できます。

13.6Ahのバッテリーは急速充電に対応し、外出先での充電も短時間で完了。

泥除けとキャリアが標準装備されており、実用性も高いモデルです。

5. マリン アルパイントレイル E2(21万円台)

米国マリンバイクスの本格的オフロード電アシモデル。

29インチホイールと2.4インチの極太タイヤで、岩だらけの道でも安定した走行が可能。

高品質のRockShox製フロントサスペンションは、130mmのロングトラベルと豊富な調整機能を備えています。

SHIMANO EP8モーター(最大トルク85Nm)と630Whの大容量バッテリーの組み合わせは、長時間の山岳ライドでも安心です。

フレーム内蔵式バッテリーと内部配線で、スタイリッシュな外観も魅力の一つです。

オフロード走行時の法律と安全対策

特定小型原付でオフロード走行を楽しむ際には、法律やマナーも理解しておく必要があります。

走行可能な場所について

特定小型原付(電動アシスト自転車)は、法律上は以下の場所での走行が基本的に許可されています:

  • 公道: 自転車と同様に公道での走行が可能です。
  • 自転車専用道路: 自転車道での走行も問題ありません。
  • 歩道: 「自転車通行可」の標識がある歩道では走行できます。

一方で、以下の場所では原則として走行できません:

  • 林道・作業道: 一般車両通行止めの標識がある場合は進入禁止です。
  • 登山道・遊歩道: 自転車全般の通行が禁止されていることが多いです。
  • 私有地: 所有者の許可なく立ち入ることはできません。

特に国立公園や国定公園内では、自転車の通行可能区域が限定されていることがあります。

事前に管理事務所などで確認することをおすすめします。

安全に楽しむためのポイント

オフロード走行を安全に楽しむためには、以下のような対策が重要です:

  1. 適切な装備: ヘルメット(MTB用が望ましい)、グローブ、プロテクター(膝、肘など)を着用しましょう。
  2. 単独走行を避ける: 特に初心者は、経験者と一緒に走行するか、人の多いコースを選びましょう。
  3. 余裕のあるスケジュール: バッテリー切れや天候悪化に備え、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
  4. 天候の確認: 悪天候時は危険が増すため、天気予報をこまめにチェックしましょう。
  5. 救急用品の携行: 簡単な救急キットや修理工具は必携です。

あなたにぴったりのオフロード特定小型原付を見つけよう

オフロード対応の特定小型原付(電動アシスト自転車)は、アスファルトの先にある自然の中での新たな楽しみを提供してくれます。

舗装路では味わえない爽快感や達成感を、電動アシストのサポートによってより手軽に体験できることは、大きな魅力と言えるでしょう。

選び方のポイントとしては、タイヤ、サスペンション、モーター性能、ブレーキなどの基本性能に加え、自分の走行スタイルや予算に合ったモデルを選ぶことが大切です。

また、法律やマナーを守り、安全対策をしっかりと行うことで、トラブルなくオフロード走行を楽しむことができます。

2025年は技術の進化により、より軽量で走破性に優れたモデルが続々と登場しています。

この記事で紹介したモデルを参考に、ぜひあなたにぴったりの一台を見つけて、新たなサイクルライフを始めてみてはいかがでしょうか。

週末のアウトドア活動がより充実したものになること間違いなしです。

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