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【知っておきたい】電動キックボード2人乗りの真実!安全とルールを徹底解説

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電動キックボードが新しいモビリティとして注目されるなか、「友達と一緒に乗れるの?」「子どもを乗せて送迎できる?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、電動キックボードの2人乗りに関する法律、安全性、そして代替手段について徹底解説します。

購入を検討している方にとって必要な知識を提供し、安全で快適な電動キックボードライフのお手伝いをします。

結論から言います:電動キックボードの2人乗りは法律で禁止されています

電動キックボードの2人乗りに関して、結論からお伝えすると、日本国内では法律により明確に禁止されています。

2023年7月に道路交通法が改正され、電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」という新しい区分が設けられましたが、この改正後も2人乗りの禁止は変わっていません。

原動機付自転車と同様に、電動キックボードは1人乗り専用の乗り物として定められているのです。

この禁止規定は安全上の理由から設けられています。電動キックボードは基本的に一人用に設計されており、デッキ部分のサイズや重量バランス、ブレーキの性能なども1人での使用を前提としています。

2人乗りをすると車体の安定性が損なわれ、操縦が困難になり、事故のリスクが大幅に高まります。

違反した場合には、「定員外乗車」として道路交通法違反に問われる可能性があります。

具体的には、2万円以下の罰金または科料に処せられることがあります。

さらに、事故を起こした場合は責任も重大化します。

保険が適用されないケースも考えられ、金銭的・法的リスクが非常に高いことを認識しておく必要があります。

ちなみに、この規制は日本だけではなく、多くの国や地域でも同様です。

電動キックボードが先行して普及している欧米諸国でも、安全上の理由から2人乗りは基本的に禁止されています。

2人乗りが禁止されている理由:知っておくべき3つの危険性

電動キックボードの2人乗りが禁止されている背景には、明確な安全上の理由があります。ここでは、その危険性について詳しく解説します。

まず最大のリスクは「バランスと操縦性の問題」です。

電動キックボードはそのデザイン上、1人での使用を前提としています。

デッキの大きさ、ハンドルの高さ、そして車体全体のバランスポイントが1人用に設計されているため、2人乗りをすると重心が大きく変わり、バランスをとることが格段に難しくなります。

特に、カーブや段差、坂道などでのコントロールが難しくなり、転倒リスクが大幅に高まります。

次に「車体への過負荷」の問題があります。

電動キックボードには最大積載重量が設定されており、通常は100kg前後です。

2人の体重を合わせると簡単にこの制限を超えてしまうことが多く、モーターやバッテリー、ブレーキ、サスペンションなど、各部品に過度の負担がかかります。

これにより、制動距離が延びたり、部品の早期劣化や故障を引き起こしたりする危険性があります。

そして「視界と反応速度の制約」も見逃せない問題です。

後ろに人を乗せると、運転者の視界が制限されたり、急なブレーキや方向転換が難しくなったりします。

車や歩行者との接触を避けるために必要な素早い反応ができなくなるのです。

また、後ろに乗る人は基本的につかまる場所が限られており、急ブレーキや段差での衝撃で簡単に振り落とされる危険性があります。

実際、海外では2人乗りに起因する重大事故の報告が少なくありません。

特に子どもを乗せての事故は重症化しやすく、頭部外傷などの深刻なケースも報告されています。

日本国内でも、2人乗りの電動キックボードが車と接触し、重傷を負うケースが発生しています。

厳しくなる取り締まり:街中での2人乗り、どんな罰則があるの?

電動キックボードの普及に伴い、2人乗りに対する取り締まりも強化されています。

ここでは、違反した場合の罰則や実際の取り締まり状況について説明します。

道路交通法上、電動キックボードの2人乗りは「定員外乗車」に該当し、違反した場合は2万円以下の罰金または科料に処せられる可能性があります。

しかし、罰則の金額だけが問題ではありません。違反歴が残ることで、将来的に自動車や原付の免許取得・更新に影響が及ぶ可能性もあります。

また、2023年の道路交通法改正以降、電動キックボードに対する注目度が高まっており、警察による取り締まりも強化されています。

特に都市部の繁華街や観光地では、電動キックボードに対する見回りや呼びかけが積極的に行われているケースが増えています。

さらに問題となるのが、万一事故を起こした場合の責任問題です。

2人乗りは法律違反であるため、事故を起こした場合、保険が適用されないリスクがあります。

通常、電動キックボード用の保険は、法律に従った使用を前提としているからです。

これは、数百万円以上の賠償責任を個人で負わなければならない可能性があることを意味します。

実際の取り締まり例としては、東京・大阪・名古屋などの大都市では、電動キックボードの取り締まり強化週間などを設け、集中的に指導や検挙を行うケースが報告されています。

特に、観光客が多く集まるエリアや学生が多い地域では、注意喚起のためのパトロールが増加しています。

SNSなどで「バレなければ大丈夫」という声を見かけることもありますが、近年は街中の防犯カメラやスマートフォンでの撮影機会が増加しており、違反行為が記録されるリスクも高まっています。

一時的な便利さより、安全と法令遵守を優先することが、長期的には賢明な選択と言えるでしょう。

「でも2人で移動したい」という方へ:安全で合法的な代替手段

2人乗りが禁止されていると知っても、「それでも友人や家族と一緒に移動したい」という気持ちは理解できます。

ここでは、2人乗りの代わりになる安全で合法的な選択肢をご紹介します。

最も単純な解決策は「それぞれが1台ずつ電動キックボードを利用する」ことです。

友人や家族と一緒に出かける際に、それぞれが自分の電動キックボードを持つことで、安全かつ合法的に移動することができます。

最近ではシェアリングサービスも各地で展開されており、1台所有していれば、同伴者は一時的にレンタルするという選択肢もあります。

また「異なるモビリティの組み合わせ」も効果的です。

例えば、一人が電動キックボード、もう一人が電動自転車や通常の自転車を利用するといった方法です。

これにより、それぞれが安全に、かつ法律に従って移動することができます。

小さな子どもがいる家族には「専用の子ども乗せ電動自転車」が適しているかもしれません。

電動キックボードではなく、子ども乗せ用に設計された電動アシスト自転車を選ぶことで、安全に子どもと一緒に移動することができます。

これらの自転車は、子どもを安全に乗せるための設計がされており、法律上も問題ありません。

少し趣向を変えて「タンデム電動自転車」という選択肢もあります。

前後に2つのサドルがある2人乗り用の電動自転車は、法律上問題なく2人で乗ることができます。

観光地などでのレンタルも増えており、カップルや友人同士の移動に適しています。

また「電動二輪車(スクーター)」も検討する価値があります。原付免許が必要になりますが、法律上2人乗りが認められている原付スクーターであれば、安全に2人で移動することができます。

初期コストは電動キックボードより高くなりますが、2人での移動を前提とするなら理にかなった選択肢です。

さらに、近距離であれば「シェアサイクルや公共交通機関の活用」も効果的です。

多くの都市では、シェアサイクルサービスが展開されており、電動キックボードと併用することで効率的な移動が可能です。

また、バスや電車などの公共交通機関と組み合わせることで、より広範囲の移動にも対応できます。

海外では?国際比較から見る電動キックボードの2人乗り事情

海外旅行の際に電動キックボードを利用する機会もあるかもしれません。

ここでは、世界各国の電動キックボード2人乗り規制について解説します。

「北米のケース」を見てみましょう。アメリカでは州や都市によって規制が異なりますが、基本的に2人乗りは禁止されています。

例えば、電動キックボードが広く普及しているカリフォルニア州では、法律で明確に1人乗りと規定されています。

特に観光客が多いサンフランシスコやロサンゼルスでは、シェアリングサービスの利用規約でも2人乗りは禁止され、違反が確認されると利用停止となるケースもあります。

カナダでも同様に、トロントやバンクーバーなどの主要都市では、1人乗りのルールが設けられています。

「ヨーロッパの状況」はどうでしょうか。電動キックボードが広く普及しているフランスでは、2020年に法改正が行われ、2人乗りは厳しく禁止されています。

違反した場合は135ユーロ(約2万円)の罰金が科せられる可能性があります。

同様に、ドイツ、イギリス、イタリアなど主要なヨーロッパの国々でも、安全上の理由から2人乗りは禁止されています。

特に、観光客の多いパリやローマなどでは取り締まりが強化されており、違反行為に対する監視が厳しくなっています。

「アジア圏の対応」も見ておきましょう。シンガポールでは、電動キックボードの規制が非常に厳格で、2人乗りはもちろん、歩道での走行も禁止されています。

違反した場合は1,000シンガポールドル(約10万円)以上の高額な罰金が科せられることもあります。

台湾や韓国でも、基本的に2人乗りは禁止されており、特に韓国では2019年以降、電動キックボードに関する規制が強化されています。

ただし「例外的なケース」もあります。例えば、一部のバリ島のようなリゾート地域では、私有地内での利用に限り、事実上の2人乗りが黙認されているケースもあります。

しかし、こうした例外はあくまでも非公式なものであり、トラブルや事故の際には補償が受けられない可能性が高いことを認識する必要があります。

海外旅行の際に電動キックボードを利用するなら、現地の最新の法律や規制を事前に調べておくことをお勧めします。

特に観光客は現地の法律に無知だという理由で特別扱いされることはなく、むしろ取り締まりのターゲットになりやすいことを理解しておきましょう。

購入検討中の方必見!選び方で差がつく安全性能とは

電動キックボードの2人乗りは禁止されていますが、だからこそ1人乗りでの安全性がより重要になります。

ここでは、購入を検討している方に向けて、安全性に優れた電動キックボードの選び方をご紹介します。

まず「ブレーキシステム」は最優先チェックポイントです。電動キックボードには、電子ブレーキ、ディスクブレーキ、ドラムブレーキなど、複数のブレーキタイプがあります。

安全性を重視するなら、複数のブレーキシステムを搭載したモデルがおすすめです。特に、ディスクブレーキは制動力が強く、雨天時でも安定した制動が可能です。

急な飛び出しや障害物に対応するためには、信頼性の高いブレーキが不可欠です。

次に「タイヤのサイズと種類」も重要な要素です。

一般的に、タイヤが大きいほど安定性が増し、小さな段差や凹凸にも対応しやすくなります。

8インチ以上のエアタイヤを採用したモデルであれば、乗り心地が良く、安定した走行が可能です。

ただし、メンテナンス性を考えるとノーパンクタイヤ(ソリッドタイヤ)も選択肢に入れておくとよいでしょう。

「サスペンション」の有無も確認してください。道路の凹凸や段差からの衝撃を吸収するサスペンションは、乗り心地を向上させるだけでなく、操縦安定性にも大きく貢献します。

前後にサスペンションを備えたモデルであれば、より快適で安全な走行が可能になります。

「ライトと反射材」も見落としがちですが非常に重要です。

前後のLEDライトは、夜間や暗所での視認性を高め、事故防止に役立ちます。

また、側面や後方に反射材が付いているモデルは、周囲の車両からの視認性が高まり、安全性が向上します。

特に、通勤や帰宅時間帯に使用する予定がある場合は、照明設備の充実したモデルを選びましょう。

「スピード制限機能」も安全機能の一つです。

最高速度を制限できる機能や、初心者モードを備えたモデルであれば、自分の技量に合わせた設定が可能です。

はじめは低速設定でスキルを磨き、慣れるに従って徐々にスピードを上げていくという使い方ができます。

「重量と安定性」のバランスも考慮すべきポイントです。

軽すぎるモデルは持ち運びは便利ですが、走行安定性に欠けることがあります。

逆に重すぎると、操作性や持ち運びに支障が出ます。

体格や用途に合わせた適切な重量のモデルを選ぶことが重要です。

これらのポイントを押さえつつ、「実際の使用レビュー」も参考にすると良いでしょう。

メーカーのスペック表だけでなく、実際に使用している人の声やレビューを確認することで、日常使用における安全性や使い勝手がより具体的にイメージできます。

電動キックボードの楽しみ方:1人でも十分楽しめる理由

2人乗りはできないという制約がありますが、電動キックボードは1人でも十分に楽しめるモビリティです。

ここでは、電動キックボードの魅力と楽しみ方をご紹介します。

「自由度の高い移動」が電動キックボードの最大の魅力です。

渋滞に巻き込まれることなく、自分のペースで移動できる爽快感は格別です。

特に都市部では、公共交通機関では行きにくい場所へのアクセスが容易になり、行動範囲が大幅に広がります。

コンパクトで持ち運びやすいため、電車やバスと組み合わせたマルチモーダルな移動も可能です。

「効率的な通勤・通学」にも電動キックボードは最適です。

駅やバス停から職場や学校までの「ラストワンマイル」の移動が、従来の徒歩やバス利用より大幅に短縮できます。

また、駐車場を探す手間や駐車料金も不要で、時間的にも経済的にもメリットがあります。

折りたたみ式のモデルであれば、オフィスや教室に持ち込むことも可能です。

「環境への配慮」も見逃せないポイントです。電動キックボードはCO2を排出せず、エネルギー効率も高いため、環境負荷の低い移動手段として注目されています。

1回の充電コストもわずか10円程度と経済的で、ガソリン車と比較すると維持費が大幅に抑えられます。

「健康メリット」もあります。全く運動しないわけではなく、バランスを取るために体幹や脚部の筋肉を使うため、適度な運動効果が期待できます。

また、屋外での移動は気分転換やストレス解消にもつながります。「移動時間をアウトドア時間に変える」という視点で捉えると、新たな価値が見えてきます。

「ツーリングの楽しさ」も電動キックボードの魅力です。

友人とそれぞれのキックボードで出かけるツーリングは、新しいレジャーとして人気が高まっています。

自然豊かな公園や観光スポットを巡るツーリングは、自転車とはまた違った楽しさがあります。

SNSでは「#電動キックボードツーリング」などのハッシュタグで様々な体験が共有されており、新たなコミュニティも形成されています。

「カスタマイズの楽しさ」も忘れてはなりません。

多くの愛好家は、グリップの交換やデッキテープの変更、ライトのアップグレードなど、自分好みにカスタマイズを楽しんでいます。

これにより、自分だけの一台に仕上げる喜びが生まれ、愛着も湧いてきます。

電動キックボードを安全に楽しむために知っておくべきこと

この記事では、電動キックボードの2人乗りに関する法律、安全性、そして代替手段について解説してきました。

最後に、電動キックボードを購入検討中の方に向けて、重要なポイントをまとめます。

まず「法令遵守の重要性」を再確認しましょう。

日本国内では、電動キックボードの2人乗りは明確に禁止されています。

この規制は安全上の理由から設けられているもので、違反すると罰則を受けるだけでなく、事故時の責任問題や保険適用の問題など、様々なリスクがあります。

購入時から「1人乗り専用」という前提で計画を立てることが大切です。

次に「安全性能を重視した選択」が重要です。ブレーキシステム、タイヤのサイズと種類、サスペンションの有無、ライト機能などを総合的に検討し、安全性に優れたモデルを選びましょう。

初期費用が多少高くなっても、安全性を妥協しないことが長期的には賢明な選択となります。

「代替手段の検討」も忘れずに。2人で移動する必要がある場合は、2台の電動キックボードを使う、電動自転車や原付スクーターを検討する、公共交通機関と組み合わせるなど、状況に応じた選択肢を持っておくことが大切です。

「安全な乗り方の習得」も重要なポイントです。ヘルメットなどの安全装備の着用、交通ルールの遵守、適切な速度での走行など、基本的な安全対策を徹底しましょう。

初心者は、人通りの少ない広い場所で練習してから公道を走行することをお勧めします。

最後に「電動キックボードの魅力を最大限に引き出す使い方」を考えましょう。

通勤・通学の時間短縮、環境への配慮、移動の自由度向上など、電動キックボードならではのメリットを活かした使い方を工夫することで、より充実したモビリティライフを実現できます。

電動キックボードは、法律を守り安全に利用することで、素晴らしい移動体験をもたらしてくれます。

この記事が、あなたの電動キックボード選びの参考になり、安全で楽しいモビリティライフの一助となれば幸いです。

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