いよいよ本格解禁!電動キックボードの公道走行はいつから?最新ルールを完全解説
2025.04.28
2025.04.28
今、環境に優しい移動手段として注目を集めている電動キックボード。
コンパクトに折りたためるモデルが多く、通勤や買い物などの短距離移動に最適です。
しかし、「どんな電動キックボードを選べばいいの?」「公道で乗れるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、電動キックボードの基本から選び方、おすすめモデルまで徹底解説します。
電動キックボードは、車や電車での移動の補助交通手段として非常に便利です。
軽量でコンパクト、折りたたみ可能なため、自宅から駅まで、オフィスから商業施設まで、様々なシーンで活躍します。
最近では、デザイン性にもこだわったスタイリッシュなモデルも増えており、機能性だけでなく所有する喜びも感じられる乗り物です。
電動キックボードがあれば、短距離移動がより快適になり、日常の行動範囲も広がるでしょう。
電動キックボードは、従来のキックボードにバッテリーと電動モーターを搭載した乗り物です。
車輪付きの板に電動式モーターが取り付けられており、電動なので環境負荷が小さいのが特徴です。
コンパクトな形状で小回りが利き、従来のキックボードのように地面を蹴る必要がなく、目的地まで楽に移動できるのがメリットです。
家庭用コンセントで充電でき、一回の充電で多くのモデルは20~40km程度走行できます。
最高速度は法律で定められた制限内(多くは20~25km/h)で走行可能です。
電動キックボードの最大の魅力は、その利便性にあります。
特に折りたたみ式の電動キックボードは以下のようなメリットがあります:
2023年の法改正により、電動キックボードの公道走行ルールが明確になりました。
現在、電動キックボードは主に以下の区分に分けられています:
「特例特定小型原動機付自転車」は、最高速度を6km/hに制限して歩道を走ることも認められています。
16歳以上であれば免許不要で乗ることができ、歩道と車道の両方を走行可能です(歩道走行時は時速6km以下)。
重量も比較的軽く、持ち運びにも便利です。
原付一種に分類される電動キックボードは、より高い速度(最高時速30~40km程度)で走行できますが、運転には原付免許以上が必要です。
車道走行が基本となります。
運転する前の主なルールには、16歳未満の者の運転の禁止、飲酒運転の禁止、乗車用ヘルメットの努力義務、二人乗りの禁止、車体の点検・整備などがあります。
ヘルメットの着用以外のルールには罰則も設けられており、特に飲酒運転には5年以下の懲役又は100万円以下の罰金等の重い罰則があります。
電動キックボードを選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
特に持ち運びやすさを重視する方は、以下の点に注目しましょう。
持ち運びやすさを重視するなら、重量は15kg未満のものを選びましょう。
重量が重いと、車に載せたり、階段を上ったり、充電するためにコンセントがある場所まで持ち運んだりする際に大変です。
特に充電場所までに段差がある場合や、階段の上り下りをする必要がある人は、できるだけ軽いものを選ぶことをおすすめします。
最軽量の電動キックボードは約13kg台から、重いものだと20kg以上あるモデルもあります。
参考までに、一般的な26インチ型の電動アシスト自転車は25kg前後、シティサイクル26インチは18kg前後です。
電動キックボードは製品によって折りたたみ方式が異なります。
ワンタッチで簡単に折りたためるモデルもあれば、複数のステップが必要なモデルもあります。
また、折りたたんだときのサイズもモデルによって異なります。
一般的な電動キックボードの展開時のサイズは長さ1.1~1.2m、幅0.5~0.8mくらいですが、折りたたむとどれだけコンパクトになるかも重要なポイントです。
収納場所や持ち運び方法を考慮して選びましょう。
電動キックボードの航続距離はバッテリー容量によって異なります。
短距離利用なら20km程度の航続距離があれば十分ですが、長距離利用を考えている場合は30~50km走行できるモデルを検討しましょう。
また、バッテリーが取り外し可能なモデルもあります。バッテリーを取り外せれば、屋外に駐輪したまま充電できるので便利です。
充電時間も重要なポイントで、多くのモデルは5~6時間程度での充電が一般的です。
電動キックボードのモーター出力は、平地走行だけでなく坂道の上り下りにも影響します。
一般的なモデルでは350W程度のモーターが搭載されていますが、坂道の多い地域で使用する場合は500W程度のパワフルなモーターを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
特に最大登板角度が14~15度以上あるモデルは、ちょっとした坂道でも安定した走行が可能です。
電動キックボードのタイヤサイズは8~12インチ程度のものが多く、タイヤが大きいほど安定した走行が可能です。
また、エアタイヤ(空気入りタイヤ)とソリッドタイヤ(パンクしないタイプ)があります。
エアタイヤは乗り心地が良く、衝撃吸収性に優れていますが、パンクのリスクがあります。
一方、ソリッドタイヤはパンクの心配がない反面、乗り心地がやや硬くなります。最近では、両方の良さを兼ね備えたチューブレスタイヤを採用しているモデルも増えています。
公道走行を考えている場合は、保安部品が標準装備されているモデルを選びましょう。
ヘッドライト、テールライト、ウインカー、ホーン、ミラーなどの保安部品が揃っているかどうかを確認してください。
ブレーキシステムも重要です。
前後両輪にブレーキがあるモデルが安全性が高く、ディスクブレーキやドラムブレーキなど、しっかりと効くブレーキを備えたモデルを選びましょう。
実際に購入を検討する際の参考になるよう、おすすめの折りたたみ電動キックボードをいくつかご紹介します。
それぞれの特徴や用途に合わせてお選びください。
超軽量モデルは、持ち運びの機会が多い方におすすめです。
例えば、京都市に本社を置く八百川の電動キックボードは、重さ16.4kgと電動キックボードとしてはかなりの軽量級です。
公道・歩道走行可能な特定小型原付規格に対応しており、電池が着脱可能なので屋外駐輪時の充電にも困りません。
また、RICHBIT ES1 Proは約13.8kgと業界最軽量クラスの特定小型原付モデルで、持ち運びに非常に便利です。
免許不要で公道/歩道走行可能な点も魅力です。
パワフルなモーターを搭載し、坂道もらくらく走行できるモデルも人気です。
例えば、長谷川工業の「特定小型原付 電動キックボード KS6 PRO」は、坂道走行性能に優れ、坂を上りやすいのが特徴です。
エアタイヤによる衝撃吸収性も高く、凸凹道や小さな段差でもスムーズに走行できます。
AINOHOTの「SAGA pro」は500Wの強力モーターを搭載し、15度の登板能力を持つ特定小型原付モデルです。
一体成型フレームで抜群の耐久性を誇り、サスペンション搭載で走りにくい路面にも対応しています。
長距離走行を考えている方には、バッテリー容量が大きいモデルがおすすめです。
セグウェイ ナインボット(Segway-Ninebot)のJ-MAXは、航続距離が65kmと非常に長く、一日中乗っても安心です。
折りたたみ可能で、ディスクブレーキを搭載している点も魅力です。
初心者や高齢者の方には、安定性の高いモデルがおすすめです。
例えば、3輪タイプの特定小型原付電動キックボードST3は、安定感があり初心者や高齢の方でも安心して乗ることができます。
サドルが同梱されているので、立ち乗りだけでなく座って乗ることも可能です。
電動キックボードは様々なシーンで活躍します。
ここでは、実際の活用シーンについて紹介します。
近距離の通勤・通学に電動キックボードを利用することで、渋滞に巻き込まれることなくスムーズに移動できます。
電車やバスと組み合わせれば、最寄り駅からオフィスまでの「ラストワンマイル」の移動が楽になります。
折りたたんで持ち運べるので、電車内に持ち込むことも可能です。
近所のスーパーマーケットや商業施設への買い物にも最適です。
駐車場を探す手間が省け、小回りが利くので混雑した商店街などでも移動がスムーズです。
小さな荷物なら、リュックやバッグに入れて持ち帰ることもできます。
旅行先で電動キックボードを活用すれば、観光スポットを効率よく回ることができます。
車のトランクに積んで持っていけば、現地での移動手段として大活躍します。
特に観光地の散策には最適で、歩くより広範囲を見て回ることができます。
電動キックボードを長く快適に使うための注意点と維持管理方法をご紹介します。
電動キックボードのバッテリーは、完全に使い切る前に充電しましょう。
バッテリーを使い切ることを繰り返すと劣化が早まるため、残量20~30%を下回る前に充電することが理想です。
また、長期間使用しない場合でも、1ヶ月に一度程度は充電することをおすすめします。
エアタイヤを使用しているモデルは、定期的に空気圧をチェックしましょう。
適正な空気圧を保つことで、走行性能が向上し、バッテリーの消費も抑えられます。
また、ソリッドタイヤを使用しているモデルでも、摩耗状態を定期的にチェックし、必要に応じて交換しましょう。
電動キックボードは基本的に防水性能が限られているため、激しい雨の中での使用は避けましょう。
多くのモデルはIPX4程度の防水規格に対応しており、小雨程度なら問題ありませんが、水たまりを避けるなどの注意が必要です。
電動キックボードは室内での保管が基本です。
長期間屋外に放置すると、雨風にさらされてバッテリーや電子機器が劣化する原因になります。
折りたためるとはいえ、ある程度のスペースは必要なので、収納場所を事前に確保しておきましょう。
電動キックボードは、環境に優しく、コンパクトで便利な移動手段です。
特に折りたたみ式のモデルは、持ち運びがしやすく、保管場所にも困りません。
使用する目的や環境に合わせて、重量、折りたたみのしやすさ、バッテリー性能、モーター出力、タイヤサイズ、安全性などを考慮して選びましょう。
2023年の法改正により、免許不要で乗れる「特例特定小型原動機付自転車」も登場し、より身近な乗り物になりました。
ただし、公道走行の際は必ずルールを守り、安全に利用することが大切です。
電動キックボードがあれば、通勤や買い物、レジャーなど、日常のさまざまなシーンがもっと便利で楽しくなるでしょう。
この記事を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてみてください。