velmo

お問い合わせ
TOP 記事一覧 【初心者必見】特定小型原付を買うなら知っておきたい盗難保険の全知識

【初心者必見】特定小型原付を買うなら知っておきたい盗難保険の全知識

記事画像

特定小型原付(通称:電動キックボードなど)は、2023年7月に施行された法改正により新たに誕生したカテゴリーです。

電動アシスト自転車よりも手軽で、従来の原付バイクよりも規制が緩和された乗り物として注目を集めています。

最高速度20km/h以下、総排気量0.6kW以下で、重量が40kg未満の電動モビリティがこれに該当します。

特定小型原付のメリットは何といっても手軽さにあります。

運転免許は原付免許(または普通自動車免許)で乗れるため、新たに免許を取得する必要がなく、ヘルメット着用も努力義務となっています(ただし安全のために着用を強くおすすめします)。

さらに、自転車と同じく車道の左側や自転車通行可の歩道を走行できるため、通勤・通学の移動手段として非常に便利です。

意外と多い!特定小型原付の盗難リスクと対策の必要性

特定小型原付は比較的新しいカテゴリーながら、その携帯性の高さから盗難のリスクが意外と高いことをご存知でしょうか。

従来の原付バイクに比べて軽量で、中には折りたたみ可能なモデルもあることから、盗難犯にとって持ち去りやすい標的となっています。

国土交通省の統計によると、モビリティ全体の盗難件数は年間約5万件発生しており、その中でも電動キックボードなどの新しいモビリティの盗難は増加傾向にあります。

特に都市部での盗難リスクは高く、駐輪場や路上に停めておくだけでは十分な防犯対策とは言えません。

特定小型原付は1台あたり10万円〜30万円程度と決して安くない買い物です。

せっかく購入した大切な移動手段を守るためにも、適切な盗難対策が欠かせません。

知らないと損する!特定小型原付の盗難保険の種類と選び方

特定小型原付の盗難から身を守るために、保険への加入を検討しましょう。

盗難保険には大きく分けて以下の3種類があります。

1. 自動車保険(バイク保険)の特約として

特定小型原付は原付バイクと同じナンバープレートを取得するため、従来の原付バイク同様に自動車保険(バイク保険)に加入することができます。

多くの保険会社では「車両保険」の特約として盗難補償を用意しています。

メリット:

  • 対人・対物賠償や人身傷害補償などと一括で加入できる
  • 盗難以外の事故や損害も補償範囲に含まれる

デメリット:

  • 比較的保険料が高い(年間15,000円〜30,000円程度)
  • 免責金額(自己負担額)が設定されていることが多い

2. 専用の盗難保険

特定小型原付専用の盗難保険も登場しています。モビリティシェアリング事業者や保険会社が提供するもので、盗難に特化した補償内容となっています。

メリット:

  • 盗難に特化しているため保険料が比較的安い(年間5,000円〜10,000円程度)
  • 申込み手続きがオンラインで完結することが多い

デメリット:

  • 盗難以外の事故や損害は補償されないことが多い
  • 補償額に上限があることが一般的

3. 個人賠償責任保険(特約)の活用

クレジットカードや火災保険の特約として付帯されている個人賠償責任保険で、盗難補償が含まれているものもあります。

すでに加入している保険を見直してみましょう。

メリット:

  • 追加の保険料負担が少ない、またはない場合も
  • 他の保険と重複せず経済的

デメリット:

  • 補償内容が限定的なことが多い
  • すべてのカードや保険に付帯しているわけではない

盗難保険選びで失敗しないための5つのチェックポイント

特定小型原付の盗難保険を選ぶ際は、以下の5つのポイントをチェックしましょう。

1. 補償額と保険料のバランス

特定小型原付の価格に見合った補償額かどうかを確認しましょう。

高額な保険料を支払っても、補償額が購入価格を大きく下回る場合は見直しが必要です。

一般的に、新車価格の70〜80%程度をカバーできる補償額が理想的です。

2. 免責金額(自己負担額)の確認

盗難が発生した際に、自己負担となる金額(免責金額)がいくらかを必ず確認しましょう。

免責金額が高いと、実際に受け取れる保険金が少なくなります。

免責金額0円(全額補償)の保険が理想的ですが、保険料とのバランスを考慮して選びましょう。

3. 保険適用条件の確認

盗難保険が適用される条件を細かくチェックすることが重要です。

例えば「施錠していた場合のみ補償」「指定の駐輪場を利用していた場合のみ」など、保険会社によって条件が異なります。

日常の使用スタイルに合った条件かどうかを確認しましょう。

4. 付帯サービスの有無

盗難保険に付帯するサービスも選択の重要なポイントです。

例えば「GPS追跡サービス」「防犯登録サポート」「代替車両の貸出」などがあれば、より安心して利用できます。

これらの付帯サービスは保険料に反映されるため、必要性を考慮して選びましょう。

5. 更新手続きと更新時の条件変更

保険の更新手続きの簡便さや、更新時の条件変更(保険料の値上げなど)についても確認が必要です。

自動更新される場合は特に、更新タイミングでの保険料の変動がないかチェックしておきましょう。

保険だけでは不十分!効果的な盗難防止対策3選

保険に加入することは万が一の場合の備えとして重要ですが、それだけでは十分な対策とは言えません。

以下の盗難防止対策も併せて行いましょう。

1. 高性能な鍵・ロックの使用

特定小型原付に標準装備されている鍵だけでなく、追加のU字ロックやチェーンロックを使用することで盗難リスクを大幅に下げることができます。

特に、耐切断性の高いハードスチール製のものがおすすめです。

複数の種類の鍵を組み合わせることで、さらに効果的です。

2. GPSトラッカーの設置

最近は小型で電池持ちの良いGPSトラッカーが増えています。

特定小型原付に目立たないように取り付けることで、盗難時の早期発見・回収に役立ちます。

スマートフォンと連携して位置情報をリアルタイムで確認できるタイプが便利です。

3. 防犯登録と車体番号の記録

特定小型原付も自転車同様に防犯登録をすることができます。

また、車体番号や製造番号を記録しておくことで、盗難時の捜索や保険請求をスムーズに行うことができます。

購入時の書類や写真を保管しておくことも重要です。

安心・快適な特定小型原付ライフのために

特定小型原付は便利で楽しい移動手段ですが、その価値に見合った盗難対策が必要です。

適切な盗難保険の選択と、効果的な防犯対策を組み合わせることで、安心して特定小型原付ライフを楽しむことができます。

購入を検討している方は、車体の選定と同時に、以下のステップで盗難対策を検討しましょう:

  1. 購入予定の特定小型原付の価格帯に合った盗難保険を比較・検討する
  2. 購入時に防犯登録を行い、車体番号などの情報を記録する
  3. 高性能なロックやGPSトラッカーなどの追加防犯アイテムを用意する
  4. 保険の補償条件に合った駐輪・保管方法を日常的に実践する

これらの対策を実施することで、特定小型原付の盗難リスクを最小限に抑え、長く安心して利用することができます。

新しいモビリティライフを存分に楽しみましょう。

VELMOの無料試乗予約はこちらから 一覧へ戻る